PROJECT STORY

次世代自動車を支える車載システム。~ソフトウェア編

高い技術力で質の高いソリューションを提供し、顧客のビジネスを支え、長く良好な関係を築く――それは、確かにKSKの姿だ。しかし、培った技術をもとに新たな領域に挑戦するのも、紛れもなくKSKの一面である。組込みソフト開発を行う組織、エンベデッドシステムビジネスユニット(EMBU)に、その典型を見た。

ガラケーからスマホ、そして――。

家電製品、ロボットなど、あらゆる機器に搭載され、様々な機能を実現する組込みソフトウェア。そのドライバーからアプリケーションまで、あらゆる開発を手掛けてきたEMBUは、携帯電話開発で大きく飛躍する。

KSKが担当したのは、特に品質に厳しい通信キャリアの機種である。そのため、品質・プロジェクト管理、あるいは、ハードウェア制御やW-CDMA~LTEの技術について豊富なノウハウを蓄積できた。このノウハウは、主力製品がガラケーからスマホになっても引き継がれ、Android端末もKSKは手掛けるようになる。また、同技術を用いる自動車の通信モジュールにも、領域は拡大した。

2010年代に入り、KSKは新しいチャレンジを決意する。蓄積した技術を活かし、よりビジネスニーズの大きな自動車分野に、本格参入することを決めたのだ。

立ちはだかる「クルマのやり方」。

家電から自動車へ――参入障壁は高いように思える。しかし、高い技術力を誇るKSKのメンバーは、技術的な壁をそれほど感じない。むしろ、立ちはだかったのは、自動車業界特有の開発の進め方だった。

それまでKSKは、設計段階で時間と手間をかけ、徹底的にバグを潰し、完璧な品質のシステムをつくってきた。だが、車載システムでは仕様変更が頻繁に行われる。そのため、設計時点では、その後に仕様変更が入っても対応できるよう、汎用的なものを作成するにとどめ、実装(システムをハードウェアに組み込む作業)をしながらつくり込んでいくのだ。

最初に手掛けたカーナビゲーションシステムの開発で、早速、KSKのメンバーはこのやり方に戸惑うことになる。

講師が生徒、生徒が講師となって。

この事態を、KSKはチームで乗り越える。

例えば、技術の継承。先輩が後輩に教えるのはごく当たり前だが、KSKには、チーム内・チーム同士で勉強会を開くという伝統もある。カーナビ開発においても、いち早く知識を得たメンバーが講師となり、他のメンバーやチームに技術を広めた。次には、生徒だったメンバーが、講師となり――こうして勉強会は繰り返された。そして、KSKは、自動車特有の開発のやり方、業界用語などを急速に自分たちのものにしていく。

組織の壁を越えて。

実務においても、これまでチェックを専門に行うメンバーが、設計の終わったシステムを検証する体制を一新。チームワークを活かし、全員でつくりながらチェックすることで、急な仕様変更に対応した。出荷1カ月前の仕様変更という緊急事態には、カーナビ開発部隊以外のメンバーも協力、一致団結してこれを乗り越える。

そのため、プロジェクトが成功に終わり、無事納品されたときは、ビジネスユニット全体で喜びを分かち合った。顧客の電機メーカーからの評価も高かった。実は、顧客にとっても、自動車分野への本格参入は初めてだったのだ。こうしてKSKの新たな挑戦は、成功に終わる。それによって……

クルマも、KSKも進化する。

カーナビ開発から間もなく、KSKは「ECU(Electric Contro Unit)」を手掛けるようになった。ECUは、窓の開閉・ダッシュボードの液晶パネルなど50以上のCPUからなる自動車全体を支えるシステムだ。「CHA de MO(CHArge de Move)/V2H(Vehicle TO Home)」などの電気自動車用充電システムでは、自動車メーカーと机を並べ、自動車業界全体の統一規格策定を推進した。また、カーナビは今や、車載システム全体を統合するサーバー、あるいは外部とアクセスする際のインターフェースの役割を持つ「IVI(In-Vehicle Infotainment)」となったが、その開発もKSKは手掛ける。最近では、ハイブリッド車のエンジン制御など技術的に高度で複雑なものにも取り組む。

2015年には、ロボットコンテストへの参加を決めた。単なるサークル活動ではない。ECUで用いる「MATLAB」という言語を習得するため、同様の言語「LOBOLAB」を使うロボット開発を行うのだ。目標は本選出場。EMBUの8割のメンバーが勉強会に参加、楽しみながらスキルアップし、進化を遂げている。

変わるもの。変わらないもの。

今やソフトウェアの塊となった自動車の、進化そのものに関わり、自分たちも進化し続ける喜びはもちろん大きい。しかし、EMBUのメンバーが常に感じる喜びが、もう一つある。それは、自分のつくった製品が世に出て、自分が目に、手にできる喜び(自動車を出るたび買うというのはさすがに難しいが……)。そして、自分が手掛けた製品が評価されるという喜びだ。

この喜びは、この先も変わらないと、メンバーは感じている。たとえ、どんなに新しい領域に挑戦することになっても。たとえ、どんなに技術が進化したとしても。

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