PROJECT STORY

次世代自動車を支える車載システム。~ハードウェア編

例えば、成長。あるいは、挑戦。KSKでは、そういう言葉は、なにも若手だけのものとは限らない。技術と経験を身につけてベテランと呼ばれるようになっても、社員は、新しい領域に果敢に挑む。これも、そんな話の一つだ。主役は、システムデバイスビジネスユニット(SDBU)で半導体設計に携わる6人である。

挑戦するベテラン。

6人が担当することになったのは、自動車の車載制御システム開発。その中でも、表示パネルを制御する領域だ。自動車には、機器・装置を制御し、平均燃費や給油後の燃費向上、あるいは走行距離の向上などをもたらすたくさんのCPU(Central Processing Unit、中央演算装置)がある。そのCPUからデータを吸い上げ、液晶パネルやメーターで表示させるのがメーターパネルを制御するシステムである。

これまで6人が手掛けてきたのは、プリンターやデジカメなど家電製品に使われるASIC(application specific integrated circuit、特定の用途向けに複数機能の回路を1つにまとめた集積回路)だった。家電に比べ、自動車は格段に安全性にうるさい。品質もより厳しいものが求められる。しかし、ベテランたちを戸惑わせたのは、そういう技術的なハードルではなかった。

1/4になった納期。

彼らを悩ませたもの、それは納期だ。これまで経験してきた家電の半導体設計では、納品まで半年から1年というプロジェクトが主流。しかし、今回の納期は3カ月だった。いきなり、半分、いや、1/4か……数々のプロジェクトの「修羅場」も経験している6人も、頭を抱えた。

それだけではない。半導体設計においては、エンドユーザーである自動車メーカーが、どんな機能を実現したいかを、「仕様」にまとめることからプロジェクトがスタートする。これがなかなか決まらない。プロジェクトのゴールが決まらないということであり、これでは、いかに技術力あるベテランでも動けない。

エンドユーザーの決定は遅れに遅れ、KSKにとって直接の顧客である半導体メーカーに問い合わせても答えが出ない状態が続く。時間はいたずらに過ぎていく。いよいよデッドラインも迫ってきた――

待つか。動くか。

「ないものはしょうがない。待つしかないだろう」と一人が言った。乱暴な意見のように聞こえるかもしれないが、半導体設計において、この意見は至極まっとうである。しかし、それに対する反論も、また正論であった。「そんなことじゃ納期に間に合わない。我々で、お客様がシステムに何を望むかを考えて、プロジェクトを進めるべきだ」。この発言を受け、議論は紛糾する。「それで通らなかったらどうするんだ?一からやり直していたら、それこそ時間がなくなる!」「それじゃ、このまま指をくわえて待っているっていうのか?!」議論は激論へ、大きな声が夜のオフィスに響いた。

――そのとき、「原点に返ろう」と誰かが言った。

言いなりも、「作業者」も嫌いだろう?

みんな我に返った。発言は続く。KSKはお客様に高い技術を提供して、パートナーと認められる会社だ。そのことに、自分たちもプライドを感じているだろう?みんな、お客様の言いなりや「作業者」になるのは嫌いじゃないか。なら、やろうぜ。やれと言われるのを待っているのはKSKらしくない――その通りだ!チームの気持ちが一つになった。

6人は動いた。プロジェクトを円滑に進めるために、エンドユーザー、顧客とやり取りを重ね、進捗を逐一報告。同時に、コミュニケーションスキルを活かし、エンドユーザーが何を実現したいかを聞き、考えをまとめ、「こうしたほうがいい」「こんなやり方は?」とどんどん進言していった。

それでも万事順調に進んだとはいえない。ようやく決まった仕様が、それまで進めたものと異なり、修正する事態もあった。だが、6人は乗り切る。そして、3カ月という納期を見事に守った。

成長するベテラン。

KSKでは、会社もメンバーも常に一つ上を目指す。そのため、会社が目指すビジネスの方向性だけではなく、メンバーの成長やキャリアなども考慮され、どのプロジェクトに配属されるかが決まる。だから、6人も、また新しい領域にチャレンジすることになったのだ。

手掛けたのは自動車の快適性・利便性を制御するシステム。自動車のライト、ドア、ワイパー、エアコンなど、種類も制御するものも多様かつ複雑な領域である。当然、難しい。「でも、同じ領域の仕事を続けていたら、それこそ『作業者』になってしまう」メンバーの一人はそう言う。

プロジェクトは始まったばかり。相変わらず仕様決定には時間がかかっている。しかし、もう彼らがエンドユーザーを待つことはない。実現したいことは何か、より根本から考え、積極的に顧客へ提案している。ベテランは、さらに成長を遂げた。

成長するベテランは、他にも。

成長を続けるベテランは、この6人だけではない。

同じ車載システムを手掛けるSDBUの中には、ハイブリッド車のモーターなど「パワー系」を手掛けるメンバーがいる。パワー系の車載システムは難易度が高い。しかも、彼らがこれまで取り組んできたのは、パソコンの高速シリアルインターフェースのアナログ回路設計。全く異なる分野だ。

十数年の経験が役に立たないときもある。しかし、彼らは、日々の業務に楽しそうに取り組む。最先端である分野に関わる喜びを感じているから。そして、何より、今の業務が自分の成長に直結すると知っているからだ。その姿は、実にKSKらしい。同じことを続けるより、困難でも新しいチャレンジを選ぶ。それが、KSKの社員なのだ。

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