チーム制は、現場力を高めるための手段
企業戦略として、チーム制はどう位置づけられる?
経営視点で言うと、チーム制は、あくまで「現場力を高めるための手段」です。
お客さまの課題を現場にいるメンバー全員で把握、共有することで、スピード感を持って柔軟に解決していく――そんな現場力を高める方法には、いろいろなやり方が考えられますが、我々はやっぱりチーム制が一番と考えています。
なぜか。それは、やっぱり社員同士の良好な関係が築けるからです。働く人同士が深く知り合うことができて、やりやすく働けるからこそ、現場力は高まります。それは、5名ぐらいの単位が適切。10名以上だと、役割や責任が曖昧になっていきますしね。
だから、KSKは、5名程度のチームを組織の主役に据えているんです。
そうですね。あと、現場力に加えて、技術力という点でもチーム制は重要と感じています。
我々は、あくまで技術力で勝負している会社です。社員に技術力があるのは基本条件で、それを身に付けるにはチームが効率的です。
今のITの世界って、いろいろな技術や、上流から下流にいたる工程で何が求めらるかなどを知っていないと、一つのシステムすらつくり上げることができない。
そうなると、一つのチームの中にいろいろな工程や領域を担当している人がいて、共有、教育し合える方が効率的です。成果も出せて、技術も高め合えるから、チーム制なんです。