先端プロジェクト×Team KSK

Team KSKの働き方を知る

さまざまな技術領域を手がけるKSK。
特に、システムコア事業は、最先端と呼べる分野に携わることも多い。
そんなプロジェクトの中で、チームはどう機能しているのか。
近年急激に進む、自動車の電動化や自動運転などに必要な半導体の開発に携わっている、
システムコア事業本部システムデバイス事業部のメンバーに話を聞いた。

参加メンバー

H.T.

H.T.

システムデバイス事業部
ゼネラルマネージャー
電気電子情報工学部電子工学専攻修了
2002年 新卒入社

T.M.

T.M.

システムデバイス事業部
アソシエイトエンジニア
生物資源科学部食品生命学科卒
2020年 新卒入社

S.S.

S.S.

システムデバイス事業部
アソシエイトエンジニア
理工学研究科生命科学専攻修了
2021年 新卒入社

やりがいも社会貢献性も大きいプロジェクト

プロジェクトの概要、特徴は?

H.T.
H.T.

私は現在、事業部のゼネラルマネージャーですが、もとはT.M.、S.S.と同じチームに所属、直属の上司でした。そんなわけで、二人が関わるプロジェクトについて、まずは私から概要を説明しますね。
彼らは今、大手半導体メーカーのプロジェクトに参画、自動車のトランスミッションを制御する半導体の開発に携わっています。開発チームは、最初2名からスタート、現在はベテランや先輩を含めて5名で開発しています。

プロジェクトの特徴は、技術的な難易度が高いこと。
そもそも自動車に使われる半導体は、安全性がシビアに求められます。例えば、気温マイナス40℃から200℃までの環境を再現し、10年間製品が正常に作動するかをチェックしたり。この条件をクリアするには、最高品質の半導体を開発しなければなりません。
また、電子制御によって、少し前まで4段、5段だった自動車のトランスミッションは、8段、10段と増えました。組み合わせが格段に多くなる中、バランス調整や負担軽減を考えるのもすごく難しい。
さらに、機能が増えれば、それだけ消費される電力も増えますが、自動車に搭載されるバッテリーサイズは限られます。長距離ドライブを実現する為には、省電力化を実現しなければなりません。

さまざまな点でチャレンジを求められますが、自動車の電動化、自動化には必要不可欠。やりがいは大きいと思います。
また、彼らの技術によって、例えばギアチェンジのショックを感じさせないなど、「人に心地いい自動車」が実現します。同じバッテリーで長く走れるようにもなり、CO2削減にもつながる。そういう意味では、社会貢献度が高いプロジェクトだと言えます。

H.T.

疑問を疑問のままに終わらせない

チームでのプロジェクトの進め方は?

T.M.
T.M.

プロジェクトは、まず、製品の仕様などをお客様にインプットしていただくことから始まります。基本的には複数名で会議に参加しますが、先輩が忙しいときなどは、一人で対応することも。
いずれにしても、僕ら若手がすべてを理解するのは難しいので、チームリーダーや先輩に教えてもらって、理解を深めながら進めます。

S.S.
S.S.

そうですね、わからないところは聞いて、不明点はその都度解消する。それは、チーム全体ですごく意識していると思います。

H.T.
H.T.

若手が一人でお客様に対応したときなどは特にですが、チームリーダーやベテランはフォローアップをすごく大切にしています。間違ったまま理解してしまうと、特に自動車開発は人命に関わってきます。

S.S.
S.S.

私が業務を始める時には、お客様からインプットをいただき、開発の構想や方針を練ります。
まずは自分で考え、調べ、理解してから初めて先輩に確認してもらいます。まずは自分たちで考えないと、考える力が身に付きませんからね。
そして、先輩から確認、承認をもらったら実作業へ。進めていく中で問題点や期待値と違う事象が発生した場合は、その都度お客様や先輩に確認し、業務を進めます。

H.T.
H.T.

作業を進めるうえで、基本的には、チームリーダーや技術に秀でた人がお客様との窓口となりますが、若手は作業だけをやればいいわけではありません。
若手なりに抱いた疑問や質問は、都度お客様に確認するなど直接やり取りして進めます。

K.T. S.S.
H.T.

「ものがあること」は半導体技術者にとって大きい

開発環境、仕事のやりがいは?

H.T.
H.T.

半導体の開発において、実際の製品や装置に触れることは大事です。
社員は、お客様先にある大きな実験室で、実際の製品やさまざまな機器、あるいは目の前で起こる現象を通じて、教科書で学んだ知識に加えて技術を身に付けることができます。

T.M.
T.M.

研修が終わって現場に配属、初めてお客様先の実験室に行ったときは驚きました。研修のときに座学で学んでいた小さなチップを試験するのに、こんな大きな設備が必要なんだって。秘密基地とか宇宙船ぐらいのレベルですからね。

H.T.
H.T.

二人とも経験があると思うけど、ときには、目の前で部品が壊れることもあるよね?でも、だからこそ、事前にちゃんと準備をして、絶対に失敗しちゃいけないってわかる。
あと、二人は見たことある?お客様先で、自分たちが作った半導体を載せた自動車がテスト走行しているところ。

T.M.
T.M.

ないですね。

S.S.
S.S.

ないです。

H.T.
H.T.

いつか見られるよ。それこそ、ものづくりの醍醐味。
自分たちが開発したものが自動車に搭載されて、テスト段階だけど走っている。それだけで、すごくやりがいを感じる。
半導体って目に見えないからこそ、そういうのが見られるのって、非常に大切なんだよ。

T.M.

学習会と日報、そしてKSK伝統の教え方

壁を乗り越るためにしていることは?

T.M.
T.M.

やっぱり、先端プロジェクトなので壁は高い。乗り越えるために、うちのチームでは、学習会を開催しています。
週1回、雑談も含めて1時間ほど、プロジェクトで生じた疑問や不明点を先輩に教えてもらったり、新人に基礎を教えたり。そうやって壁を乗り越える土台を作るんです。
日報の存在も大きいですね。
毎日提出、チーム全員が見られるようにしているので、壁に突き当たっても日報に書けば、上司や先輩からフォローやアドバイスをもらえます。一人で悩みを抱え込まず、全員が共有、解決できる仕組みがあるのは心強いです。

S.S.
S.S.

私は今、アソシエイトとして新人のメンタルケアを担当していますが、新人が壁に突き当たったときには、答えを伝えるのでなく、そこに至る道筋を伝えるようにしています。
答えだけを教わったものって、お客様に質問されたときなどに説明できない。でも、道筋を示してもらったものは、自分の言葉で説明できるんです。
「答えじゃなく道筋を教えなさい」って、言われたわけではないんですが、自分が新人だったときにアソシエイトがそう接してくれたので、自分もやろうかなって。

H.T.
H.T.

私のような立場の人間は、若手から質問を受けたときには「なぜそう思うか」を問うようにしています。
それに対して、彼らは技術者として、根拠をもとに技術的、理論的に答えなければいけない。それが成長につながるんです。
また、中堅やベテランは、必ず、自分で考え抜いて壁を乗り越えた経験をしています。だから、若手にも考えさせる。
こういうのは、風土というと大げさですが、KSKの一種の伝統ですね。

S.S.

KSKで自動車を作れたら

個人の目標、事業の将来像は?

S.S.
S.S.

まだまだ先輩に頼ることが多くて、一人で作業ができているとは言えません。なので、まずは、自分でガンガン仕事を進めていける人材になりたいですね。
将来的には、チームリーダーのひとつ上、プロジェクトをマネジメントする立場が目標です。

T.M.
T.M.

キャリアの道筋としては基本的にS.S.さんと同じですが、具体的な目標も身近にいて。それは、現在のチームリーダー。コミュニケーション力もあるし、技術力もある。こんな人になれたらって思います。

H.T.
H.T.

事業部としては、まだまだ自動車は発展しますので、引き続きやっていきたい。で、これは夢ですが、KSKで自動車を一台作れたらと思っています。
EVの時代になって、KSKの技術でできることが増えてきました。実際、私たちは現在、さまざまなプロジェクトに参画しています。彼らの関わるトランスミッションまわりのほか、レーダー、各種センサー、バッテリー制御など。
彼らにも、事業部の中でさまざまなプロジェクトを一通り経験してもらいたい。そうすると、自動車の各機能という“点”だったものが、自動車という一つの線になり、形になっていきます。
それによって、事業部で自動車を一台作れるようにしたいんです。あるいは、自動車一台をカバーする技術を持った人材を育てたい。
あくまで夢ですけどね、目指していきたいんです。

参加メンバー集合写真